タイの鱗、皮、骨。



一匹のタイを、刺身、鯛めし、アクアパッツァ、塩炊きと、身も頭も美味しくいただくことが出来ました。今回は鱗、皮、骨も残しておいたので、これらも食べでみようと思います。

鱗はよく洗って水気をきって、皮はバットに伸ばして張り付け、それぞれ室内で乾かしておきました。中骨も骨せんべいとして食べるときは干して乾燥させるのですが、今回は冷蔵庫で保存しておきました。

というのも、中骨の使い道を色々と探っていまして。前回は骨の上に椎茸と豆腐を乗せて焼いてみました。

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2019年12月16日

そして今回は骨から良い旨みが出るというのなら、その骨に衣をつけて揚げれば、衣に旨みが入って旨い衣になるのではと考えたわけです。主に衣を食べるということですね…。

そう思ったのには理由がありまして、過去にカワハギの骨を唐揚げにして食べたときの事を思い出したんですが。あれはちゃんと身が付いていたんですが、なんか衣もめちゃくちゃ美味しかったような気がしまして。あれは骨から出た旨みのせいか!ということで、やってみようと思います。

さっそく揚げていきましょう

鱗を揚げる

こんがり揚がったタイの鱗

乾燥させた鱗を焦がさないように揚げました。以前これをやった時は、油の温度が高すぎて真っ黒に焦がしてしまったので、とにかく慎重に揚げました。

皮を揚げる

パリッと揚がったタイの皮

皮は油に入れた瞬間に激しい音をたてながらしゅわっと縮まって、そのあとに伸びてきます。そしてすぐにいい感じの色になるので引き上げます。上げるときは柔らかいのですが油を切るとカリッとしました。

中骨を揚げる

タイの骨の唐揚げ

今回は一味醤油につけてから汁気をきって、片栗粉をまぶして揚げてみました。なんか見た目が思ってたのと違うのですが、片栗粉じゃなく小麦粉を使ったほうが良かったのかも?

完成~

タイの鱗、皮、骨揚げ

まずは鱗揚げ。さくさくパリパリで塩と鱗味?が美味しいです。次は皮揚げ。こちらもぱりっぱりで塩と皮味?が美味しいです。

最後は骨の衣揚げ。これはダメだ。衣がすごく油でべつに美味しくない。若干身がある部分は美味しいのですが、予想していた「衣が美味い」ということにはなりませんでした。粉が違ったのでは?という気もしないでもないですが、どうなんでしょうね…。ただただ、口の中が痛い。

とまあこんな結果でした。鱗と皮は普通に食べられますが、めちゃくちゃ美味いってわけではないと思います。捨てるくらいならおやつで食べたいですけどね。

ということで、今回も無事にタイを美味しく食べきることが出来ました。いつもありがとうございます。そして、ごちそうさまでした。