別に今使ってる出刃が使えないわけではないし、特に悪いわけでもないのですが、なんとな〜く「そろそろ新しい出刃欲しいな…。」って。もうホントなんとなくなんですが。
ちなみに今使ってるのは、貝印『関孫六』の金寿STシリーズの出刃包丁。サビに強く切れ味も問題なし、それでいて手の出しやすい価格なのがとても魅力的。
長いこと使ってますが、普通に使っていればほぼサビることはないのでとても楽です。少し気になる事といえば、ちょっと欠けやすいのかな…。と言っても、この小出刃で鯛の頭とかガシガシ割ってるんで、使い方もちょっと良くないと思いますが、とりあえずまぁそこそこ欠けます。まあ研げばなおるんで、そんなに気にしてはいませんが。
どんな包丁が良いのか?
家で使う包丁ってどんなのが良いのか考えてみたのですが、まず素材のことをあまりよく分かってない…。ということで、とりあえず包丁の素材について調べてみました。
…..。
調べてみたのですが…。ハガネ、ステンレス、切れ味、持続性、サビにくさ、研ぎやすさ…ちょっと素人には難しすぎました。さらにそこに価格なんかも入ってくると…もうさっぱりわからなくなります。
まぁ今までの経験的に、高級な包丁じゃなくても切れ味が悪いとは思ったことがない気がするんです。そもそも高級な包丁ってのを使ったことはないし、切れ味の持続性とかもあるのかもしれませんが。
家で毎日料理してて思いますが、切れ味が落ちても研げば普通に切れるようになりますし、持続性といっても研いだ次の日にはもう切れなくなってるなんてこともないですしね。
そうなってくると、やっぱり家で使う包丁は“サビにくさ”が大事なのではないかと思うのです。これもまた価格や素材の話になってくるんでしょうが、ちょっと油断したらサビてた〜なんて経験が過去何度かあって本当にめんどくさかったです。
ということで、サビにくさを優先して包丁を選ぼうと思うのですが、そうなるとおそらく“ステンレス系”の包丁を選べば良さそうですよね。
素材が決まったらあとは見た目も大事。よくある「和包丁」って感じはもう飽きたので、少しいつもとは違ったデザインのものが欲しいかな。予算的には大体1万円くらいですかね。
ここで一度、家で使いたい出刃包丁の条件をまとめてみると…
理想の家庭用出刃包丁
- ステンレス系(サビにくい)
- デザインがお洒落
- 予算1万円前後
こんなところですかね。
これらの条件で探してみたところ、良さそうな包丁を見つけることが出来ました。
条件を満たす出刃包丁
包丁工房タダフサ 出刃 105mm
これが今回の条件を満たしている出刃包丁です。価格も予算の範囲内でした。
しかもこの包丁、以前見たときは人気のせいかずっと品切れ状態だったのですが、今のところは制限はありますが購入出来るみたいなので良かったです。
刃の素材ですが、ステンレスとSLD鋼と書かれています。SLD鋼については、包丁工房タダフサのホームページに説明が載っていましたが、とても良い感じです。
SLD鋼は、ステンレス並みのクロームと多くの炭素やモリブデンバナジュウム等を含んでいます。そのため炭素鋼(白紙鋼・青紙鋼)の様に錆びることはありません。(全く錆びないという事はありません)
硬くて粘りがある特殊合金鋼なので、よく切れ、切れ味も長持ちします。
引用元:庖丁工房タダフサHP
そしてデザインですが、出刃というとなんだかゴツゴツした印象がありますが、この出刃は丸みを帯びた優しい形に柄の色合いもお洒落で、家で使う包丁にかなり良いと思いました。
このお洒落な柄の素材は炭化木というものだそうで、こちらもホームページに説明が載っていました。
庖丁のハンドルやまな板には弊社の特許技術から生まれた抗菌炭化木を使用してます。(特許4029427号)
抗菌炭化木とは木材を炉の中で燻製状態にし、炭の一歩手前の状態にした木材です。木材に菌が付着した際に栄養分となる水分や栄養がほとんどなく、菌が繁殖出来なくなり死滅してしまう木材です。
完全に焼いてしまうと炭になりもろくなってしまいますが、半炭化状態なので木材そのものが持つ質感も残っています。
引用元:庖丁工房タダフサHP
ちなみに、小出刃しか使わないという謎のこだわりをもっているので今回は小出刃を選んでいますが、普通の出刃包丁もあります。(価格は少し上がりますが…。)
こんな包丁もありました
橋本幹造 両刃包丁 片鎬出刃
こちらも条件を満たしていて良さそうな包丁だったのですが、好みのサイズではありませんでした。小さなサイズもあるにはあるのですが、少し思ってたのとは違ったので今回は外しました。