キチヌ(キビレ)の食べ方【刺身、カルパッチョ、昆布締め、唐揚げ】を試してみた!



今回はキチヌ(キビレ)を自宅でさばいて、色々な食べ方を試してみようと思います!

キチヌのさばき方

鱗、頭、内臓、尻尾の順に取り除き、きれいに水洗いしてよく水気を拭き取ります。

頭側を右にして腹、背の順に包丁を入れて半身を中骨からはずします。

今度は背、腹の順に包丁を入れて中骨から身をはずします。

腹骨をそぎ落として、真ん中に一列ある血合い骨も取ります。

キチヌの刺身

切りながら感じたのは、身が全体的に白っぽくてかなり柔らかいということ。柔らかいというかぶよぶよというか?

食べてみるとなんか凄い独特な食感。食べられないということはないのですが、ものが悪かった?とか、食べても大丈夫?とか色々気にし過ぎて味が全然分からなかったです。

見た目はタイみたいなのに全然違った感じで、こういう魚なのかそれともただハズレを引いちゃっただけなのか。初めて食べる魚なのでさっぱりです。

※再度キチヌを購入して刺身にしてみたところ前回のように白くてぶよぶよなんてことはなく、ちゃんとプリッとした白身らしい白身だったので安心しました!

キチヌのカルパッチョ

刺身で、うーん…。ってなったのでカルパッチョにしてみましたが、これはこれで美味しかったです!

作り方

薄く切ったキチヌをお皿に並べて塩を振り、その上からソースをかけてパセリを散らしたら完成。

カルパッチョソース

  • オリーブ・・・大1
  • レモン汁・・・小1
  • 醤油・・・小1
  • すりおろしにんにく・・・1cmくらい1c
  • タマネギみじん切り・・・適量

キチヌの昆布締め

刺身のときは白っぽかった身も透明感がでて、なんだか変に柔らかかったのもしっかり締まってちょうどいい食感になりました。ほどよい塩気と昆布感で美味しかったです!

作り方

  1. あらかじめまな板の上に塩をふっておき、その上に柵のまま身をのせたらさらに上から塩を振ります
  2. 10分経ったら水洗いしてキッチンペーパーでよく水気を拭き取ります
  3. 酒で湿らせた昆布で身を挟んで、ラップでぴったりと包み冷蔵庫に入れて1日おけば完成

※試しに半分は2時間で昆布から外しておいたのですが、こっちはなんとなく水っぽさというか柔らかさがまだ残っていて、1日締めた方と比べてしまうと微妙な感じでした。

キチヌの唐揚げ

昆布締めにせずに残しておいた身を、塩胡椒とにんにく醤油の2種類の味で唐揚げにしてみました。

唐揚げにしてみると、さくっ!ふわっ!とろっ!て感じでかなり美味しかったです。正直びっくり!味付けに関しても、どちらもそれぞれ美味しかったので好みや気分でって感じです。

あと、たまたま皮付きと皮無しを唐揚げにしてみて思ったのですが、皮無しで揚げるとめちゃくちゃ美味しい。今回に限ったことなのかもしれませんが、皮付きだと口の中で少し残る感覚があったのですが、それが無くなることで純粋にさくふわとろって感じで最高に美味しかったです。

作り方

にんにく醤油に数分漬けてから、キッチンペーパーの上に取り出して余分なタレを吸わせる。片栗粉をまんべんなくつけて180℃の油でカリッとするまで揚げる。(塩胡椒味は塩胡椒をしてから片栗粉をつけて揚げる)

まとめ

今回は『キチヌ(キビレ)』をさばいて、刺身、カルパッチョ、昆布締め、唐揚げにしていただきました。身が白っぽいという気になる部分もあったので、是非またさばいて確かめたいと思います!

ということで。

どの食べ方も美味しかったのですが、今回いちばん美味しいと思ったのは・・・『皮無し唐揚げ にんにく醤油味』でした!

ごちそうさまでした!

※追記

数日後にもう一度キチヌを見つけたので購入しましたが、今度は白っぽく柔らかいということはなくしっかりとした身でした。

今回も皮を引いた身を唐揚げにしたのですが変わらず美味しかったです。塩焼きと煮付けにも挑戦してみたのですが、どちらも皮が硬い上に特別な良さがあるわけでもなくなんとも言えない感じでした。

キチヌについて調べてみると、ちょうど今の時期(秋頃)が産卵期だそうで、今回購入したものも卵持ちでした。そうなると身の美味しさを求めるには微妙な時期だったのでしょうか。